1.物件引渡しの準備
物件のお引渡し時に残代金を受領するのと同時に買主様に物件の鍵をお渡しします。この時には所有していた不動産は買主様所有のお住まいになるのです。スムーズなお引渡しができるように、事前にお引越し、公共料金(電気・ガス・水道料金等)の精算を済ませておく必要があります。マンションなどの場合は、使用方法のパンフレット・保証書や管理規約書などもまとめておくようにしましょう。
2.住宅ローンが残っている場合
売却物件の住宅ローンの残債が残っている場合で、売却する物件に抵当権等が設定されている場合は、その残債の精算が必要です。
引き渡し前に、抵当権の抹消登記をする必要があるためです。抵当権の登記抹消手続きは、司法書士に依頼します。
売買代金を以て清算をするケースが多いですが、残債が売買代金を上回る際には差額を現金にて支払わなければならない為、事前に金融機関等との相談・調整が必要となります。
3.残代金の受領・お引渡し
① 登記申請書類の確認 | 司法書士に必要書類を渡し、所有権移転登記申請を依頼します。 |
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② 残代金の受領 | 売買代金(残代金)を受け取り、領収書を発行します。 |
③ 固定資産税などの精算 | 固定資産税・都市計画税や管理費等(マンションの場合)を精算します。 |
④ 関係書類の引き渡し | パンフレットや管理規約、付帯設備の保証書・取扱説明書等を買主様に渡します。 |
⑤ 鍵の引き渡し | 買主様に物件の鍵を渡します。 |
⑥ 諸費用の支払い | 仲介手数料(残額)等の諸費用を支払います。 |
残代金の受領時に売主様が用意するものは次のとおりです。

※登記されている住所と印鑑証明書の住所が異なる場合には、上記以外にも書類が必要になります。担当者から事前にご連絡いたします。